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木村化工機株式会社
当社は1924年に創業し、繊維、食品、薬品、化学、半導体、液晶、医療機器、エネルギーなど、幅広い業界の工場・プラントの設備や装置を、開発から設計・製造・据付・試運転・メンテナンスまで提供することを通じて、日本のものづくりを支えてきました。
現在は、蒸発・蒸留装置における省エネ化・CO2排出削減、化学物質・廃棄物の排出削減、環境汚染防止、原子力発電の安全な運営などを通じて、製造業の持続可能性に貢献しています。
従来、蒸留プロセスにはボイラ蒸気が使われてきました。ところが、CO2の排出削減を目指すSAF燃料の製造過程の蒸留で、ボイラにより多量のCO2が排出されることが課題となっていました。当社が発明した蒸留装置は、ボイラ蒸気を不要とし、電力のみで蒸留を行います。ヒートポンプを採用しており、装置から排出される低温レベルの熱をヒートポンプで回収し、有効エネルギーとして再利用します。原子力または再生可能エネルギー由来の電力を使用すれば、CO2排出量ゼロで、SAF原料を蒸留することができます。
省エネ型ヒートポンプ式蒸留装置により、消費量が多いとされる蒸留工程での省エネ及びCO2排出量削減を図り、脱炭素社会の実現に貢献します。